気ままにBL鑑賞

主に文学BLや耽美を好んでますが、最近はいろんなBLに首つっこみ中!

私的「少年」語り!

今、図書館で「少年」を借りているので、共感&萌えたポイントを書き記します。

 

血が怖い川端先生

豚をさばくシーンとか、小説のホラーシーンとかで川端先生がおびえていましたね。

私も小さいころ千と千尋の神隠し」のカオナシに一年間おびえ続けたりとか、とにかくビビりでして。

わかるなあ…。絶対ホラーとか見られないもんなあ。

ロードオブザリング」のゴラムが私のギリギリです(笑)

 

川端先生VS教祖様

湯ヶ島を訪れたシーン、先生のDisりように思わず吹きそうになりました。

「匹婦」だの「なにも美しくない」だの。ひどーいと言う以前に、

「ほんとにそういう感じだったんだろうなあ…」と納得しそうになるところが、ノーベル賞のすごさでしょうか。

ノリノリ感が伝わってきて面白いので引用します。

開祖の婆さんからして山姥のやうだつたのだらう。(中略)

かうした凡俗の女が教祖であることに、古来の神聖とか宗教味を脱した、新しい宗教の意味があるのかもしれない。匹婦の姿を借りて現はれるところに、神の心があるのかもしれない。

としても一見あまりに神が宿ってゐさうもなさ過ぎる。一芸に達した人の気稟風格さへうかがへない。

これを教祖を仰いで、生をゆだねてゐるのなら、清野は可哀想である。

これが生神さまなら、彼は眞の神以上である。私は嵯峨の奥へ手紙を書きたくなつた。私に帰依してゐる方がよほどいいと言ひたくなつた。

出典:「少年」177頁

可哀想って。

川端先生にとっては、清野ちゃんの方が神様だったんですね…

人によってそこらへんは違うのでね。

でもまあ、清野くんは神仏級の萌えを秘めている子であることは確かです。

しかし、同じ時代に居合わせた妙味というものがありますね。

縁は異なもの味なものです。

 

お父さんの出身校が清野くんと一緒だった

林武志先生の論文ストーキングでわかったのですが、清野くんの出身校は、BL漬けにされているうちの父の出身校でもありました。

BL界の偉人の一人、折口信夫先生が教授を務めていたあそこです。

父は、あそこで折口信夫の弟子であった岡野弘彦先生に学んだこともあったそうです。

しかも岡野先生は折口信夫彼氏であったという噂が学内を駆け巡っていた

という、うらやましすぎる学生時代の父でした。

ついでに父も彼氏になればよかったんじゃ

 

いやあ、腐女子の家はBLに縁がありますなあ。

祖先も腐女子だったのかな!

 

清野くんかわいい

結局それかい、な感じですが、「少年」の全価値は清野少年の存在にかかっているといっても過言ではありません!!

彼はただすべてを受け入れて、私を見上げてゐる曇らない彼の目があるだけである。彼の心の窓に寫る私の影は曇ることがないのである。私は生まれて初めて感じるやうな安らぎを味はつた。

出典:229頁

・川端先生が脱ぎ散らかした着物を黙ってたたんであげる(ワイフ)

・川端先生の着物のほつれを直してあげる(やっぱワイフ)

・なごやかな家庭に閉じこもって世間に触れる折もなく、ただぼうっと十六まで育った感じの清野くん

・京都弁萌え 

・長髪一つ結び修行者の清野くんも萌え

・川端先生の病気を治そうと、いきなり祈祷し始める清野くん

・実は負けず嫌いかわいい

・実は剣道強いかわいい

・クリスマスカードで喜んでいるのかわいい

・いつも喜んでお花に水をやっている(水やりの妖精)

・「清野がほんたうに好きになった」→オラもです。

この子、尊い

本気と書いてマジで。

 

目移りしまくる川端先生

最大の見どころその2?は川端先生の若きハートを通過していくイケメンたちです。

清野たんへの純愛物語じゃないんかい!という怒りの投書が来そうな勢いでいろんなイケメンに和んでます。

そんなにイケメンが周りにいるのがうらやましいっス。

 

あと、「私はよい心で室員が見られた。」と日記にありますが、いつもはどんなモードで見てたんでしょう?(腐女子モード?)

準彼氏レベルの室員、小泉くんを連れて、気になる少女を見に行く下りも、ジェンダーが大渋滞を起こしています。

ジェンダーは白か黒かでは分けられませんね!

 

あと、文学の才能がないと思っていたあたりや、美醜の悩みなどを見て、「ああ、偉人でもそんな悩んでたんだ…」と思えました。

そんな先生の腐女子感あふれる一文がこちら。

プラット・フオムに柔らかい美しい少年をみとめて、同じ箱に乗り、降りるまで見つめて、病的な妄想に耽った。

引用:「少年」224頁

川端先生…あたしも先生と清野くんの病的な妄想に取りつかれてます。

 

清野くんの手紙かわいい

川端先生が手紙を燃やしたことが悲劇です。

「こんないい子おる?!」と言うくらいいい子です。

川端先生の断言の多い男らしい理知的な文章に比べて、情緒的で優し気な綺麗な文章です。

夢にあなたを見ました、とか受けた恩は死んだ後まで忘れませんとか、時々川端さんの階段の上がるときの動作の真似をして一人で喜んでいるとか、とにかく可愛さ1000%のことしか書いていません。

両想いなことも書いてます↓

宮本さん(川端)の唯一の相手であると言つて下さるのはまことにうれしく感じました。

出典:242頁()は筆者付

唯一の相手…この含みを皆さんはどう受け取りますか。

清野くんはいつも川端先生と布団の中でイチャコラしていたわけですが、全然自覚がなかったんだなあ…ということがこの手紙でわかります。

だんだん事の真相を知ったようですが、川端先生とのことは全く苦には思っていなかったようです。(´▽`) ホッ

 

いづれお目にかかる時もあると思はれます。その時は二人はどんなになつてゐるでせう。」by清野く

 

二人は二度と会えなかったよ…というオチですが、100年の時を経て、腐女子の心には刺さりまくりました。

天国では会えたよ…とフォローしておきます(死ネタみたくなってしまいましたが)

 

清野くんが帰依していた大本教は国家に敵視されて弾圧されてしまいます。

「清野くんも死んだのか⁈だから会えなかったの??」と思って調べたところ、すんでのところで清野くんは宗旨替えをしており、ほかの宗教(神道系)に信仰を捧げた人生だったようです。

 

なお、自他ともに認める清野くんのストーカーである私は、清野くんが晩年建てたと思しき建物を発見しました。

こちらです。奥の鳥居らしきものです。

出典:京都 旅路の風景 2~三宝神社・常楽寺・仁和寺・住吉大伴神社 | 菊蔵の「旅は京都、さらなり」(旅と歴史ブログ) (ameblo.jp)

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京都府京都市右京区龍安寺山田町にあります。

なんと動画でも見れます。

三宝神社 京都 / Sanpou Shrine Kyoto / 삼보 신사 교토 - YouTube

ちなみに、中には入りようがない模様です。

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立派なおうちだ…