気ままにBL鑑賞

主に文学BLや耽美を好んでますが、最近はいろんなBLに首つっこみ中!

父とみるBL映画~ついに父感動!アメリカの青春、「LOVEサイモン」

あまりBLに心動かされなかった父の、ターニングポイントとなったBLです。

オススメ度☆☆☆☆☆

父とみれる度☆☆☆☆

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出典:https://www.foxjapan.com/love-simon-jp

 

超かんたんなあらすじ

17歳のサイモンは「ゲイ」ということを除いて、どこにでもいそうな高校生。

愛情深い両親と可愛い妹、楽しい友人に恵まれています。

最近の楽しみは、学校にいるもう一人のゲイ、ブルー(仮名、正体未詳)とチャットすること。会ったこともない彼に恋心を抱きます。

ですが、ある日。ひょんなことでサイモンは「アウティング」すると同級生のマーティンに脅されて…

ブルーっていったい誰?!

そしてサイモンは平穏な日常を取り戻せるのか⁈

 

↓左:友達のアビー、中央上:サイモン、中央:友達のニック、右:友達のリア

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出典:Why a Movie Like Love, Simon Is Long Overdue - E! Online

以下、いつも通りネタバレしながら語っているのでご注意ください。

 

ナチュラルなサイモンが新鮮

アメリカの高校生と言えば、「glee」とかのイメージが先行しますが、やっぱり青春ドラマとしてかなり「作られた」部分があると思うのです。

 

一方この「サイモン」はかなりリアルな部分をえがいているのだと思う。

すごく劇的で刺激的ではないけれど、温かかったサイモンの日々。

誰にもあった、「普通な」日々。

 

サイモンは同性愛者であって、家族にカミングアウトもしていないけれど、自分では自然に認めています。

 

必ず深刻な方向に描きがちな自覚の描写もなく、それでいて全く悩んでいないわけじゃないという匙加減が上手い。

 

でも、

そこに現れたマーティン!!!!

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出典:Love, Simon 4K Blu-ray (4K Ultra HD + Blu-ray + Digital HD)

ネット社会の闇の部分を体現する男、マーティン(笑)

 

というか、実生活でもこういうメンドクサイ男はいそうだ。

変わり者な上に、思い込みが激しく、欲望達成のためならサイモンを強請る?ことも辞さない。

しかもアビーへのアタックもなんかずれてる!

友人も少なく、浮いた存在。

 

なんだこの小悪党は…

途中まで「マーティンうける~」「サイモン負けるな!ブルーが見つかるといいね~」

とみていられますが、マーティンの本性はもっと黒かった!!

 

問われる友情、家族愛

マーティンのせい&サイモン自身も上手く立ち回れなかったことが誤解を呼び、学校で一人になってしまいます(泣)

 

そしてサイモンが「普通の男の子じゃない」ことを知ったお父さん…

ここがまたリアル!

 

一方的に切れるとかじゃなく、混乱して何が何だか…という感じ。

とにかく受け入れたくない、という葛藤の苦しみ。

 

お母さんは愛情深く受け入れてはくれますが、(たしかこれカットシーンだったっけ)

「ゲイの人達についての勉強会に行ったわ」

とサイモンに告げ、真面目にお勉強を始めます。

それが、何とも言えずサイモンにはもどかしい。

うまく言えないけど、「勉強とかじゃないんだようなあ…」という感情でしょうか。

 

サイモン父の反応に、我が父もうなずきながら葛藤に心寄せているようでした。

 

サイモンパパは別に同性愛者嫌悪ではないんだけど、理解のしようがないし、今まで関心もなかったというタイプなのです。

 

そして父が泣いた

マーティンのアウティングで地獄の苦しみを味わったサイモン。

彼が友情と愛を取り戻していく姿に後半30分は胸アツです。

 

サイモンが庭作業をする父と話すシーンは、男親と息子なので、さりげないながらも感動的。

 

「お前が何であろうと愛する息子であることには変わりない。サイモンはサイモンだ」

そんな境地に達したお父さん。自己対話をずっと続けていたんですね(´;ω;`)

サイモンとお父さんは微笑み合い、もとの父と息子、いえ、もっとバージョンアップした親子関係へと昇華していきます。

 

が、このあたりで、父、号泣。

めっちゃびっくりしました。

 

息子理解のためにゲイサイトに登録したお父さんの手探り行動には笑っちゃいましたが、父がティッシュで顔を拭き続けているので、そっちに目を奪われました。

 

さて、ブルーはブラムっちゅう黒人の男の子だったのですが、彼がこんなことを言うんです。

 

「黒人の俺で、がっかりした?」ってなことを。

いや、今現在そんなこと思わせる輩がいるのか!ブラムの瞳が切ない。

でもサイモンはにっこりして言います。

 

「ブラム、君でよかった」

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出典:Full Circle Pride: 'Love, Simon' Review - Full Circle Cinema

そしてキッス❤

人種も性別も乗り越え、ハッピーエンドです。

サブカプ(男女)もくっつき、心からよかったねえと思える映画でした。

大人なシーンもないので、誰でも楽しめます。

 

というか、BLの枠を超えて大事なメッセージがたくさん詰まっているので、全世界の青少年に見ていただきたい。

 

それくらい、上質な青春映画でした。

 

そして、個人的に美少年君(名前忘れちゃった)との妄想キスシーンも萌えました。

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出典:Love, サイモン 17歳の告白(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

 

父、今までしょうがなく見てやってる感出していましたが、サイモンについては、

「見てよかった!いい話だ」と終始ご機嫌&満足げでした。

めでたしです。